ドSホスト×ピュア女子高生〜全部がはじめてだった〜


「とにかく!俺の事はもう良いから戻れって!」


今度こそついてくるなよ、と言う様にそう言い放ち立ち上がった。


「………そっか」


女は悲しそうな顔で俺を見上げてる。


何故か罪悪感が込み上げてきた。


「……寒いだろ?……これ、返さなくていいから…じゃあな!!」


俺は自分が着てたジャケットを女の肩にかけて、振り返らずに走り去った。









ガチャ


「はあ…仕事より疲れた…」


家に着いて、俺は凍えた体をさすりながら部屋に入った。


電気はついてる。


「母さん…寝たの?」


いつも俺が帰ったら、お帰り〜と玄関まで出てくるのに。






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