ドSホスト×ピュア女子高生〜全部がはじめてだった〜


「なんか…帰ろうとして送りの車(キャバクラ専用の送迎のこと)乗ったんだけど、なんか帰りたくなくて…」


俺の前に立ち、俺の腕を掴みながら美希は言う。


「弘樹君に会いたくなっちゃって」


そして美希が俺の胸の中に顔をうずめた。


「み…美希…?」


心臓がバクバク鳴ってるのが自分でも分かった。


「酔ってるのか……?」


おそるおそる背中をポンっと軽く叩いてみる。


「……」


美希は何も答えない。




< 198 / 265 >

この作品をシェア

pagetop