ドSホスト×ピュア女子高生〜全部がはじめてだった〜
「おい美希、どういうつもり……」
体勢を整え、俺は美希の方を見た。
「え?」
隣で俺を見る美希は悲しそうな顔をしていた。
「どうした「弘樹くんさあ」
俺の言葉を待たずに美希が言う。
「少しくらい、心開いてくれたって良いじゃん」
「連絡だって毎回私からで、そっちからしてくれた事ないし、毎回私が無理やり何かしないと何も行動起こしてくれないじゃん」
「今回だって、私が側にいるのに相談もしてくれない、頼ってくれない。……………私ってそんなに頼りない?」
そう言う美希の目に、少しずつ涙が溜まっている。
「……………」
俺は美希の言葉に驚いた。