ドSホスト×ピュア女子高生〜全部がはじめてだった〜
「お前に、カッコ悪いとこ…見せたくないんだよ………」
俺は俯きながら、消えそうな声でそう言った。
「弘樹くん…」
美希は俯いてる俺の頭を自分の胸に寄せて、優しく抱き締めた。
「まだ全部1人で抱え込もうとしなくて良いよ。弘樹くんは、これからゆっくり大人になっていけば良いんだよ。ゆっくり時間をかけて、強くなっていこう。」
そして耳元で優しくそう言った。
キーーーー
美希がそう言い終えた瞬間、車が停まった。
「着きましたよ」
美希の家に着いたみたいだ。
「あ、はい!ありがとうございます!お釣り大丈夫でーす!」
美希は千円札を運転手に渡し、俺の手を引っ張り外に出た。