ドSホスト×ピュア女子高生〜全部がはじめてだった〜
「まあ、なんとなくな。仕事の後一緒に帰ってんの何回か見たし」
「あ…そっすか…」
隠してたつもりで全然隠せてなかった自分が恥ずかしい。
「あの、俺は真剣なんで」
俺は、と強調して言ってみた。
「ははっ。俺は、ね」
拓海さんは余裕そうに笑う。
「俺がもう泣かせないんで!!」
余裕な態度に何となく腹が立って、俺は思わず立ち上がって声を上げた。
拓海さんは目を丸くして俺を見ている。