ドSホスト×ピュア女子高生〜全部がはじめてだった〜
「てか、お前どうすんの?」
「へ?」
「これから、家帰んの?」
そうだった‥
私は家から逃げ出してきたんだった。
「‥帰りたくは、ない」
私は呟いた。
「‥それ男に言うか?」
「家に泊めてなんか言わないから大丈夫」
「‥じゃあどこ行くんだよ?」
弘樹は困ってる。
さっき会ったばかりの人に、これ以上迷惑かけらんない。
「う、嘘だよ!もう帰るよ!」
私は明るく言った。
「じゃあ帰ろっか、お金ってどこで払うの?」
私は立とうとした。
「ちょっと待って」
立とうとして弘樹に手を掴まれた。
「な、なに‥?」
「嘘でしょ?分かるから」
弘樹は真剣な目をしてる。
「‥‥うん」
弘樹の真剣な目に負けて、私は頷いた。