甘い秘密をそっと教えて?
ん…?
あ!
そうだ。
いいこと思いついた。
アタシって天才かも!
「あの、
…アタシも行きたいです。
つれていって」
「横浜に?」
突然のアタシの言葉に彼は驚いた顔をする。
「そう」
「でも急じゃないか。
大丈夫なのか?」
否定される、
そう思ったアタシは必死になって言う。
「行きたいんです、
どうしても。
神戸と似てるって言ってたから、
どんなのか見たいし…。
それよりも支店長の住んでた街に行ってみたいんです!」