甘い秘密をそっと教えて?
だいすき
「…そう…」
そう答え、
支店長はテーブルの上に淹れてくれたコーヒーを置く。
いいにおい。
そして支店長は最近のアタシの奇っ怪な言動が気になっていたと、
これまでのいきさつを全部話した、
というより白状させられた。
(いつも真剣だったから奇っ怪というのもなんだけれど、
彼にはどうもそのアタシの姿は奇っ怪に見えていたらしい。)
「結局、
ヒカリは俺に襲って欲しかったわけ?」
「ひぇ?」
その言い方って…、
そうかもしれないけど、
でも、
そいうのって、
ストレートすぎます!
顔を真っ赤にして言葉も出ないアタシを見て彼は笑う。