甘い秘密をそっと教えて?
「うーん、オトナの男のひとってよくわからへんけど。
やっぱり似合うように自分もオトナにならへんとあかんのちゃうか?」
難しい顔をしているアタシにミズホが言う。
それはわかる、
そうだと思う。
うまくいくいかないよりもまず自分が彼に似合うくらいのオトナの女にならなきゃなにも始まらない。
できるところから。
彼女たちの言葉に背中を押されたような気がした感じ?
「うん、やってみる!
頑張るわ!」
アタシのその言葉にミズホは
「ほな、このページあげる」
そう言ってそのページをゆっくりと破ってアタシに渡した。