甘い秘密をそっと教えて?
「でも別にアタシ…」
煮え切らない返事のアタシにアヤメは続けた。
「ええやん。
他の男子と接したりするとオトナの女に近づけて…。
そしたら彼氏とも一気に仲が…」
ミズホたちと同じこと言う。
やっぱりオトナの男のひとにはオトナの女のひと。
でもだからってそんなの、
っていうかどうしてそこまで必死になって誘うの。
なんかアタシのためとかじゃなくて他に理由があるんじゃないの?
「なによ、
その疑り深い目…」
焦るアヤメとアズサ。