甘い秘密をそっと教えて?
ダメダメ。
絶対に起きてなきゃ。
アタシは首をブルブル大きく振って眠気を飛ばす。
あーでも眠たい。
ダメダメ。
そんな眠気と密かに戦っていると支店長が大きく伸びをしながら席を立つ。
「あー、やっと終わった。
なんだか…悪かったな、
せっかくうちにまで来てもらったのに退屈な思いさせて」
その声にしゃきんと背筋を伸ばしさっきまでの睡魔なんてどこへやら。
「大丈夫ですよ!」
そう、
一緒にいれたらそれで楽しい。
こうして触れるくらいに近くにいれたら。