日だまりのような君


私は前に黒沢くんと席が近い時があって、ノートや物を貸したり、話したりした。


誰とでも仲良くなれる彼が羨ましく、憧れでもあった。


つまり、私はそんな黒沢くんが好きなのだ。


教室の中は暖房がきいていて、暖かい。


でも、何故か黒沢くんはマフラーをしながら寝ていた。


私は彼を起こさないように、静かに自分の席につき、バッグから教科書を取り出したり、今日の時間割を見たりした。




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