大切なもの
その日の夜、私はネットで作り方を調べ、はちみつレモンを作った。

「よしっ。樹、喜んでくれるといいな…。あ、服はどうしよ…」

一瞬、前に買ったワンピースを着ようと思ったけど…
「あれは、デートで着たいしなぁ…」

「これでいいかな?」

悩んだ結果、リボンのついた白色のブラウスに黒色のショートパンツをはくことにした。

服を用意し終えたころ、樹からメールが届いた。

《明日、13時から○○体育館で試合だから。
待ってる。》

樹は絵文字や顔文字は全然つけない。
まぁ、それが樹らしいといえばそうなのかな。
私はさっそく返信をした。

《わかった!周りに負けなくらい大きな声で応援するから☆》

♪~♪

《楽しみにしてる。
沙和の応援があれば、俺頑張れるから》

っ///

《バカ…。
今日はゆっくり寝て、明日に備えなさい!》

♪~♪

《おやすみ》

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