大切なもの

裏切り、哀しみ

side颯太


「うあー、疲れた…」
部活が終わり、部室で着替える。
亜弥、今頃なにしてっかな…。
そんなことを思いつつ、俺は着替えを済ませ学校を出た。

帰り道、コンビニ前で見覚えのある影を見つける。
「亜弥……?」
亜弥は男と一緒にいた。

いや、ただの友達とかかもしれねぇし……。

俺は見なかったことにし、その場を去った。


胸のなかに残るモヤモヤは、なかなか消えてくれなかった――……。


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