大切なもの
「この前の試合のとき、沙和ちゃんにいろいろ言ってやったもん。
獲ってごめんね?とか♪」
「悪気ないくせに~~」
「亜弥、あんた女優になれるよ」
「フフフっ」
「じゃぁ、本命のほうとはどうなの?」
「あぁ、たっくん?たっくんとは昨日会ったよ♪」
「たっくんとラブラブしたの?」
「当たり前ー♪最初と最後にキスしたよ」
「ラブラブねぇ」

昨日みた男と…どういう関係なんだよ。
本命ってなんだよ…。

俺はドアを開けた。

女友達2人はヤバい、といった顔をしている。
「そ、颯くん!!??」

亜弥も驚いている。

「あ、亜弥!うちらお邪魔だから帰るね」
「じゃーねっ」

2人は足早に去っていった。

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