大切なもの
「ごめんねゆっこ…。こんな話して…ごめんッ…」
どうして、謝るの……?
沙和は、悪いことなんてひとつもしていないでしょ?
「私……、なんでこんな…ッ…」
颯太と野上の間で彷徨っている沙和。
きっと、辛いよね…。
でもね、ひとつだけ、あたしに言えることがあったよ。
あたしは沙和の両手を包み込む。
「ねぇ、沙和。そんなに自分を追い詰めないでよ。
沙和がどんな答えを出しても、沙和のこと応援するから。
いつだって、沙和の味方だから。それだけは、分っててね」
「ゆっこ…っ、ぅぅ…」
ぽたぽたと、あたしの手に涙がおちる。
ギュッと、握り締める手に力を込める。
あたしにできるのは、
たった、これだけだ。
沙和の、味方でいること。
どうして、謝るの……?
沙和は、悪いことなんてひとつもしていないでしょ?
「私……、なんでこんな…ッ…」
颯太と野上の間で彷徨っている沙和。
きっと、辛いよね…。
でもね、ひとつだけ、あたしに言えることがあったよ。
あたしは沙和の両手を包み込む。
「ねぇ、沙和。そんなに自分を追い詰めないでよ。
沙和がどんな答えを出しても、沙和のこと応援するから。
いつだって、沙和の味方だから。それだけは、分っててね」
「ゆっこ…っ、ぅぅ…」
ぽたぽたと、あたしの手に涙がおちる。
ギュッと、握り締める手に力を込める。
あたしにできるのは、
たった、これだけだ。
沙和の、味方でいること。