大切なもの
side樹


コンビニから出た時、沙和に会った。

「お。沙和」
「あ、樹!コンビニでなにか買ってたの?」
「あぁ。飲み物とかな」
「そか!」
「沙和は、今帰り?」
「うん…//」

ほんのりと赤くなった頬。
可愛い…。

「なんか、あった?」
「へ!?なんで?」
「顔、赤いから」
「うぇ!?赤い!!??」
「うん」

てか、うぇって。
やっぱり沙和はおもしろくて、可愛い。

こんなにも心が安らげるのは、沙和にだけ。

「…颯太と、付き合うことになった//」

「…え」

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