大切なもの
side沙和
…夢を、みた。
「沙和、ごめん」
そう言って、亜弥ちゃんと腕を組んで…
遠くへ行く夢。
「やだっ、颯太…っ!行かないで…っ」
どれだけ走っても、追いつけないくて。
私は転んで、涙を流した。
「そ…た。嫌っ…」
暗い場所で、たった1人で。
涙を流した。
…夢を、みた。
「沙和、ごめん」
そう言って、亜弥ちゃんと腕を組んで…
遠くへ行く夢。
「やだっ、颯太…っ!行かないで…っ」
どれだけ走っても、追いつけないくて。
私は転んで、涙を流した。
「そ…た。嫌っ…」
暗い場所で、たった1人で。
涙を流した。