龍とわたしと裏庭で①【加筆改訂版】
「はい。三田先輩またね。約束忘れないでね」
それはこっちの台詞だよ
圭吾さんが怪訝そうな顔をしたけど、内緒。
「ああそれと大輔、志鶴には勝手に話しかけるな」
「何だよ、それ」
大輔君は腰に手をあて、挑むような目で圭吾さんを見上げた。
「志鶴は羽竜本家の客で、僕の従妹だ。お前のじゃない」
「ふーん。兄貴に優月とられたから用心してんだろ」
圭吾さんがスッと目を細めた。
圭吾さんは本気で怒ってる。
大輔君、ヤバいって!
「その通りだ」
圭吾さんが大輔君の胸に人差し指を突き付ける。
「分かっているなら口を慎め。司が何年冷遇されてきたか分かってるだろう?」
「言われなくたって、そんな女に興味なんかねーよ!」
「『話しかけるな』と言っただけだ。志鶴に興味なんて持ってみろ、ただではすまないぞ」
それはこっちの台詞だよ
圭吾さんが怪訝そうな顔をしたけど、内緒。
「ああそれと大輔、志鶴には勝手に話しかけるな」
「何だよ、それ」
大輔君は腰に手をあて、挑むような目で圭吾さんを見上げた。
「志鶴は羽竜本家の客で、僕の従妹だ。お前のじゃない」
「ふーん。兄貴に優月とられたから用心してんだろ」
圭吾さんがスッと目を細めた。
圭吾さんは本気で怒ってる。
大輔君、ヤバいって!
「その通りだ」
圭吾さんが大輔君の胸に人差し指を突き付ける。
「分かっているなら口を慎め。司が何年冷遇されてきたか分かってるだろう?」
「言われなくたって、そんな女に興味なんかねーよ!」
「『話しかけるな』と言っただけだ。志鶴に興味なんて持ってみろ、ただではすまないぞ」