龍とわたしと裏庭で①【加筆改訂版】
わたしは少し考え込んだ。


そうよ!


「他に好きな人ができちゃったら?」


だって両思いってわけじゃないもの、そういう事も有り得る。


「僕にはできないよ。志鶴が好きなんだから」


「わたしは?」


圭吾さんは目を伏せた。


「その時はあきらめるよ」





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