龍とわたしと裏庭で①【加筆改訂版】
「驚いた? 驚いたのはこちらもよ」
彩名さんはそう言って笑った。
「あの子ったら、志鶴ちゃんが来た日から夕食の席に顔を出すようになったの。圭吾は志鶴ちゃんの中に何かを見たのね」
「彩名さ~ん、プレッシャーかけないで下さいよ」
「実際の話、志鶴ちゃんにとっては何がいけないのかしら? 圭吾は見た目もいいし、経済力もある。あなたにはとても優しい。話も合うように見えるわ――圭吾が嫌いな訳ではないでしょう?」
「好きですよ。ただお兄さんにしか思えないだけで」
ため息をつく。
「圭吾さんだってお兄さんって態度のままだし……本気なのかなぁって」
彩名さんはクスッと笑った。
「それは圭吾に面と向かって言わない方がいいわね。その場であの子の部屋に引きずり込まれたいのなら別だけど」
うわぁーっ うわぁーっ
どうしろっていうのぉ!
完全にわたしのキャパ超えてるって!
……涙目になりそう
彩名さんはそう言って笑った。
「あの子ったら、志鶴ちゃんが来た日から夕食の席に顔を出すようになったの。圭吾は志鶴ちゃんの中に何かを見たのね」
「彩名さ~ん、プレッシャーかけないで下さいよ」
「実際の話、志鶴ちゃんにとっては何がいけないのかしら? 圭吾は見た目もいいし、経済力もある。あなたにはとても優しい。話も合うように見えるわ――圭吾が嫌いな訳ではないでしょう?」
「好きですよ。ただお兄さんにしか思えないだけで」
ため息をつく。
「圭吾さんだってお兄さんって態度のままだし……本気なのかなぁって」
彩名さんはクスッと笑った。
「それは圭吾に面と向かって言わない方がいいわね。その場であの子の部屋に引きずり込まれたいのなら別だけど」
うわぁーっ うわぁーっ
どうしろっていうのぉ!
完全にわたしのキャパ超えてるって!
……涙目になりそう