龍とわたしと裏庭で①【加筆改訂版】
目が覚めて最初に思った事は
『腹へった~』
「何か食べるかい?」
へっ? 誰?
圭吾さん?
寝ぼけまなこが一気に覚めた。
ここどこ?
ひょっとして今わたし本当に口に出して言った?
ガバッと起き上がってまわりを見回す。
わたしは明かりを落とした自分の部屋にいた。
勉強机の椅子に圭吾さんが座ってこっちを見てる。
開いたままの戸口から廊下の明かりが差し込んでいた。
「い……今何時?」
「夜の八時くらいかな。何食べたい?」
「カップ麺」
「ちょっと待ってて」
しばらくして圭吾さんはポットとポリ袋を持って戻ってきた。
「シーフードとカレーどっちいい?」
「シーフード」
この家に来てから初めてカップ麺を見た気がする。
『腹へった~』
「何か食べるかい?」
へっ? 誰?
圭吾さん?
寝ぼけまなこが一気に覚めた。
ここどこ?
ひょっとして今わたし本当に口に出して言った?
ガバッと起き上がってまわりを見回す。
わたしは明かりを落とした自分の部屋にいた。
勉強机の椅子に圭吾さんが座ってこっちを見てる。
開いたままの戸口から廊下の明かりが差し込んでいた。
「い……今何時?」
「夜の八時くらいかな。何食べたい?」
「カップ麺」
「ちょっと待ってて」
しばらくして圭吾さんはポットとポリ袋を持って戻ってきた。
「シーフードとカレーどっちいい?」
「シーフード」
この家に来てから初めてカップ麺を見た気がする。