ごめんね、ユウくん


『明日は、学校休みだからいいよね』
『うっ…』
『俺をひとりにしないんでしょ?』


そう言われると、もう返す言葉がない。
きみが望むなら、わたしはそれでいい。


次の瞬間、視界が一転した。
さっきまでわたしの下にいたきみは、わたしの上へ。
目の前にあった黒いソファは、白い天井へと変わっていた。


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