ごめんね、ユウくん


そしてその夜、わたしときみはひとつになった。


その夜を境に、わたしときみは何度も体を重ねた。
まるで相手がそこにいるのを確かめるように。


わたしがきみがいないと生きていけないように。
きみはわたしを必要としてくれた。


だからね、今きみがそんな状態になっているのが考えられないんだ。


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