ごめんね、ユウくん

てんしのわたし



きみとデートするときは、かならず白いポンチョを着た。
以前、きみが天使みたいと言ってくれたから。


今日はクリスマス。
きみと過ごす、初めてのクリスマス。
きっと、この日は忘れられない幸せな日になると思った。


イルミネーションが綺麗だからときみが見に行こうと言った。
寒がりがわたしはそれを嫌がった。
けど、きみの楽しみな顔を見たら、それを拒むことはできなかった。




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