ごめんね、ユウくん
きみの呼吸をとめてしまったとき、涙はでなかった。
きみが脳死だと言われたとき、泣き叫んだ。
ただ、きみの弱っていく姿が見ていられなかった。
いつまでもわたしを守る、つよいきみでいてほしかった。
わたしを守ってくれないきみなんて、きみじゃない。
わたしを守って、きみが助からないなら、わたしはそれを望んでいないよ。
きみがそばに来れないなら、わたしがきみのもとへ行くよ。
だから、ちょっと待ってて。