Spring Letter 【短編】
何も行動しないまま月日だけが過ぎていった。
気づくともう、中学三年生の秋。

イチョウの葉がヒラヒラと舞い、道には黄色のじゅうたんができていた。
楽しいことなんて一つもない。
後悔ばかりの毎日に嫌気がさした。

でも、臆病者の私には「ごめんね」という一言が言えないんだ。

前へ進むことができないんだ…

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