Spring Letter 【短編】
『もしかして、サッカー部休憩に入ったのかな?』
勢いよくグラウンドに出てみると、サッカー部は予想通り休憩していた。
『チャンスッ!!』
キョロキョロとグラウンドを見渡して翔君を探した。

『いたっ!水道の所にいる!翔君一人だっ!ラッキー!』
私は、有頂天だった。
私の五メートル先にある水道まで胸をときめかせながら、早足で近づいた。

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