Spring Letter 【短編】
帰り道、私は翔君に渡せなかった理由を美沙に話した。
美沙は話が終わると「海に行こう!」と言い出した。

「へっ?なんで海?寒いよぉ~」という私の手を引っ張って、学校から十分程のところにある海に行った。

海岸に座って、しばらく海をボーッと眺めた。

波の音が心の傷を癒やしてくれた。

そして、私はある提案を思いついた。

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