Spring Letter 【短編】

苦痛

中学二年生になって、美沙とは何でも話せる仲になった。
私がボケたら、美沙がすかさず鋭いツッコミを入れてお笑い芸人のようだった。

美沙が私の隣にいることが当たり前のようになっていた。

でも、この頃から美沙は少しずつ…一年生の時には見せなかった本性を現していった…

私の思っていた美沙と違う…

何でも話せる仲になったから、美沙は本当の自分を見せたのかな?

わがままで自分の意見を突き通す姿を……

私は、美沙に言えない感情が心の中に芽生えていった…

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