ビー玉



うつろう季節



夏の日射しに帽子をかぶり



入道雲を見上げていた



季節が代わり風が変わる



生ぬるい空気に秋の雨



濡れた肩は冷たくもなく



軽く拭けばそれを忘れた



音を聞けば冬の訪れ



自己だけでは温めきれない



床の硬さは芯の冷たさ



動かず小さく丸まって



窓の外の北風を聞く



三つ目の季節は



まだ…始まったばかりだ



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