暴走族の秘密の姫君
それに対して鈴木君は
「えっ…う、うん…」
とすこし動揺しながら対応していた。
「そうなんですか。
…別に誰にいう気もありません。っていうか、いうような友達もいないですし。
じゃあ、私行きますね。ありがとうございました」
それだけ言うと、私は保健室のベッドを下りて廊下に出た。
でも、意外だったなぁ…。
鈴木君っていろんな人と(おもに女子)仲がいいイメージだったからな…。
でも、片桐先生もかわいいしな…。
片桐先生は去年この学校に来た新しい先生。確か歳は…23だったかな。
こんなことを考えていた私は保健室の2人の様子なんてなった区気にも留めていなかった。