暴走族の秘密の姫君
まぁ、良いか。私には関係ない。
でも、あのポニーテルの子を含めた4人って私たち新入生の中でも美男美女で仲がいいって有名な子たちだ…。
後もう一人いつも一緒に居るっぽいけど…だれだったかな…。
まぁ、無知な私でもこれくらいなら知ってる。
ずっと教室に居るからかみんなの話が自然と耳に入ってくる。
今も、いろんな人の声が私の耳に入ってくる。
集中するために私は本の続きを読み始めた。
――キンコーンカーンコーン
そこでちょうどチャイムが鳴る。
しかし、先生は入ってこない。そこに、担任が走って現れた。
「おーい、今日物理の山川先生がお休みらしい!1時間目は自習にするからこのプリントをやっておけー」
そんな言葉を残して去っていった。