暴走族の秘密の姫君


お母さんのお気に入りはもちろんのこと藍華。


なんだか、藍華のために生きているって言っても過言ではないくらい藍華にすべてを注ぎ込んでいた。



それは7歳の時から10年近くたった今でも一緒。


お母さんは藍華を溺愛している。



それに対して、お父さんは朋文お兄ちゃんのことを溺愛していた。


お兄ちゃんは勉強もスポーツもなんでも出来て。


完璧な人間だって言われてた。


長男ってことで月ノ辺カンパニーを継ぐことも決まってたし。


まぁ、後継者にするのに申し分ない人材だったってことだ。


< 33 / 99 >

この作品をシェア

pagetop