暴走族の秘密の姫君
過去の紫2
そして、私は歩きながらこれからどうするかを考えていた。
…もし、男子が先生にそのことを都合よく話していたら。
私が完全に悪者になる。
しかも、先生はお母さんに電話。
完全にバッドエンドに直行だ。
「どうするかなぁ…。
まず家に帰って・・・お母さんとは話をしないから別に良いんだけど…」
そんなことを思っているうちに家に着いてしまった。
門を開け、お母さんの目につかないようにそのまま2階に上がろうとする。
しかし、そんなに都合よくは行かなかったんだ。