美男と珍獣
『い、泉くん!????』
制服を着崩して、髪形もなんだか
すこし 崩れちゃってる。
『おせぇよ、なにやってたんだよ。』
え、… なにこいつ、俺様。
『ホントに貴方 泉くん?』
おそるおそる尋ねると
『ホントも、なにもこっちが素
学校での さわやか系王子様キャラは
作り物だからねー?』
ケラケラ笑いながら言う泉くん。
『嘘だぁぁああぁ!
あたしが、出逢ったのは
あんたなんかじゃないし 。
騙してた ンンッ 』
いきなり、泉くんがキスしてきた。
『ンンッ…、い や ふぁ… ン』
唇の隙間からいきなり
生暖かい舌が入ってくる。
『く、くるひい ……。 んぅ』
泉くんの胸板をドコドコ叩くと
やっと あたしは解放された。