24時間プロデュース【完】
「分かんない。
でも、架に付き合うよ、今日一日は」
だってそう言う約束だし。
パチンと手を合わせてオレンジジュースのストローを啣える。
昨日の夜から何も飲んでいなかったから
流石に喉が渇いていた。
じうじうと小さな音を立てながらジュースをちびちび啜るあたしの様子を見て
架はまた可笑しそうに笑いながら
「有り難う」
と笑った。
でもその後もくすくす笑ってたから、
“何がそんなに可笑しいの”
って聞いたら、
“だっていちる本当に小動物みたいだから”
なんて言われてしまった。