24時間プロデュース【完】




“話そうか”架がそう言ってから時間にして
およそ30秒後と言うあまりにも唐突な始まりの言葉だった。


「え、え、え!?」


お芝居するのが好きだって昨日聞かされてたばかりだったから

正直驚きを隠せない。


「芸能人になりたく無かった?

のに、どうして?」


「俺の母親がそう言うの夢だったんだって。

自分の子がメディアで活躍するの。
昔、自分がアイドルになりたかったんだって話して聞かされた事もある」


架のお母さんが…


「…そうだったんだ」



「すんげー小さい頃からやたら舞台を見せられたりお芝居についての話を聞かされてたし、

俺もまあ段々興味を持つ様にはなって」




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