24時間プロデュース【完】

もしものシュガーの味








「やー思ったより馬の高さが高くて怖かったんですけど!」



「じゃあ馬やめて馬車に乗れば良かったじゃん」



「それじゃ意味無いのー!」


数分後、メリーゴーランドを乗り終えたあたし達はマップを手に再び園内を歩き回っていた。



「ってか、せっかくメリーゴーランド乗るんだから
エスコートしてくれれば良かったのにー!」



「ばっか!
どうエスコートしろって言うんだよ!」



「えー、そりゃあもう。

馬に乗る時あたしの手を引いて
“足元気を付けて”なーんて言って引き上げてくれたりさぁ…」



「何処の王子様だよ、それ!

大体“怖ーい”とか言いつつ
お前ゲート開いた瞬間一目散に一番高い位置に居る馬に上っただろ」




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