24時間プロデュース【完】
「ここまでテンプレ通りの反応されると
本当にからかいがいがあるって言うか――」
「酷いよっ…!」
「え」
架は、あたふたしたり赤くなるあたしの反応を楽しんでるのかも知れないけど…
あたしはいつも一生懸命なんだよ。
本気に受け止めちゃうんだよ。
「あたしだって、ちゃんと女の子なんだよ。
こんな冗談は傷付くもん…」
「っ、ごめん、いちる」
架はしゅんとなって頭を垂れた。
本当に悪い事をしたと思っているみたいだ。
「そうだよな、何俺調子に乗ってんだろ。
いちるなら拗ねて返してくれるだけなんて勝手に思ってて。
いちるの気持ち考えて無かったよな」