24時間プロデュース【完】
「君と是非一緒に仕事がしたいって会社
今もいっぱいあるみたいだけど。
どうしてオファー全部切っちゃってんのかなぁ?
こうして休日、遊園地で遊びたいが為?
それとも君ん所の社長さん裏で何かヤバい事でもやっちゃってんのかなぁ~?」
「ちょっと!いい加減に…!」
あまりの事に喰って掛かろうとしたあたしを架は許さなかった。
「いちる!」
低い大きな声で、身体がびくんと跳ねる。
『おー、やっぱり思った通りだったな!』
男の背後から聞こえた新たな声に目を見開くと
其処には撮影で使う様な機材を腕に掲げたカメラマンらしき男が二人並んでいた。