24時間プロデュース【完】
わわわわわ!
やっぱり居た!
架の言う通りだった。
ゲートを出た瞬間、右手からはさっきの記者が。
左手からはカメラマンの二人が飛び出して来た。
「質問に答えてくれるまで逃がしませんよ」
「此処に高塔架さんが居まーす!」
カメラマンの一人が一際大きな声で架の名前を叫んだ。
すると一瞬にして周りを歩いていた人達がざわめき出す。
『え、高塔架くんってあの高塔架くん!?』
『ママー高塔架って誰ー?』
『ほら一緒に観たじゃない、格好良い詐欺師もののドラマ!
あのドラマに出てたお兄ちゃんよ!』
『えー凄いっ!』