24時間プロデュース【完】
「それが“絶対”って、約束出来る?」
「約束する」
男は間髪入れず、迷い無くそう答えた。
…返事だけは良いみたい。
何となくもやもやが残りながら、引き下がると。
「行こう、」
男は握っていたあたしの手を離して
また腕を掴んだ。
そしてそのまま、元来た道を歩き出す。
「何処に行くの?」
「今から電車に乗る」
「え、電車。
…に乗って何処に行くの!?」
「良いから黙って付いて来て」
……!!