24時間プロデュース【完】
これからどうなるんだろ…。
ぼんやりと見上げた細長い電光掲示板には
“時刻23時15分”とオレンジ色の文字がチカチカと点滅していた。
あれからたった1時間弱しか経っていないのに、
何だか凄く疲れてしまった。
まあ今日は遊んだし、それもある、か。
タタン、タタン…
電車の音が鼓膜を撫でて、揺れが適度に心地好い。
あ、やばい。
瞼が重くなってきた…。
目を擦りながらも、眠気は容赦無く襲ってくる。
そうしてあたしは、いつの間にか眠りこけてしまっていた――。