24時間プロデュース【完】
「…絶対に約束だからな」
再度強く念を押して、ゆっくりと帽子を取り払った男。
その顔が、暗闇の中、数メートル先に立っている電柱の光によって
ぼんやりと映し出され。
遂に明るみになる。
その時、あたしは――
「嘘!? 何で!?」
その顔を目の当たりにして、ただ目を見開く事しか出来無かった。
驚く事しか出来無かった。
「何で、どうして…!?」
…何のドッキリだろうか。
嘘だ、こんなの、信じられる筈が無い。