24時間プロデュース【完】




「何か、ごめん」


しゅんと項垂れると。


「なーに言ってんだよ!」


高塔架はけらけらと笑った。


「学校行ってないのは、仕事があるからで俺にとっては良い事だっての。

忙しいから行けてないだけで、寧ろ毎日出席してたら仕事無いって事だからな」


「そう、だよね」


「そ、だからんな顔して俺を憐れむな」


「や、別に憐れんでは無いけど…」


「いーや、憐れんでたね!
“お前学校行ってないんだから頭悪いだろ!”的な!」



「…は?」


いきなり何を言い出すのかと思えば。




< 71 / 419 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop