24時間プロデュース【完】
こ、告白って…
「あ、赤くなった。
可ー愛い」
急に恥ずかしくなる。
これじゃミイラ取りがミイラになってしまう。
「赤くなんかなってないっ!」
「仕返しに今度は俺がいちるの顔見てやろ」
架はにやにや笑いながら、あたしの顔を覗き込む。
「ちょ、意地悪!」
何なの、この羞恥プレイ~!
「…架って性格悪いでしょ」
「まさか!天使だよ俺」
心外だとでもばかりに架は大袈裟に驚いてみせる。
「それ自分で言う?」
呆れた顔をすると、
「今のはちょっと有り得無かったな」
架も苦笑いした。