24時間プロデュース【完】
……!
其処には、蕩ける様な深い闇の空を背景に
輝々と光る満点の星空があった。
小さな星の屑が空一面に散らばっていて
それは肉眼ではっきりと確認出来る程だった。
「…綺麗」
思わず目を見開いて見惚れてしまう。
「だろ?
こんなに綺麗な星、いっぱい見るの初めてなんだけど!」
架が興奮するのも頷ける。
「都会じゃ全然見られないもんねー」
あたしも恍惚として目の前に広がる夜空を堪能する。
「都会は空気が汚れてるからな。
肉眼じゃ全然見えないし、寧ろ“星あんの?”って感じだしな」
「あはは、言えてる」