ダイヤモンドダストプレーン
「どうぞ、入って!」

雫紅は扉を叩いた人物に入るように促す。

「入るよ」

20代位のやせ形の男性が部屋に入る。中々のイケメンである。

「風流さん」

風流陽頼。ホテル【リフレイン】204の住人である。
「オーナーが呼んでるよ。ここは僕に任せて行った方がいい。」

「分かったわ。風流君彼女お願いできるかしら。従業員でもないのに申し訳ないけれど。」

雫紅は申し訳なさそうに風流に答える。

「いえ…いいんですよ」

「じゃあ、直ぐに戻って来るから後はお願いね。」

雫紅は慌てるように部屋から出ていった。
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