インフォマニア・コンプレックス
4,5通のメールに目を通したのち、
「ちょっと、電話をさせてください、」」

と、言って突然に、席を立ち上がり、ツカツカとヒールの音を響かせて、
クリニックの外の廊下へと出て行った。

クリニックの中では、砂場と冴子が目を合わせて、唖然としていると、
ドアの向こうから、レイコの電話の声が響いてきた。
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